都市部から離れた地方の求人について

最近ニュースを見ていると、GDPや貿易収支などの数字が良くなってきており、有効求人倍率も上昇傾向にあるなど、少しずつですが景気が回復してきているのではないかと思うことがあります。
今年に関して言えば全国区の有効求人倍率は一時下落したものの、再び上昇を続けていますが、私のような地方に住んでいる者は、いまいちそれを実感できません。

私は北海道に住んでいるのですが、全国区と比べると道内の有効求人倍率ははるかに低く、さらに人口の分布と求人数が噛み合わず、ちぐはぐな様子を呈しているといった印象を受けます。
今から数年前、私はフリーターの身分でした。今でこそ正規雇用を勝ち取りましたが、アルバイトを掛け持ちし、週に何度か職業安定所へ足を運び、求人誌や地元情報誌を片っ端から眺めて、就職先を探っていました。

私が住んでいるのは北海道の中でも人口の多い街ですが、私が職を探していた時期は多くの仕事が選べない状態でした。
学校に来る求人も殆どが道外での就職であり、最低でも大都市である札幌やその近郊といった条件であり、職業安定所を訪問すれば介護や土木関係といった仕事ばかりが溢れており、生まれ育った故郷で職を選んで就職をするというのは難しいことと悟りました。

都市別の有効求人倍率を見ても私が住んでいる街は全国どころか全道のそれよりも低く人材の流出、ひいては若者の地元離れが進み、働き手不足や高齢化といった問題に間もなく直面してしまうでしょう。
有能な人材が都市部に集まるのは当然ですが、地方の活性化を掲げる社会であるのなら、地方における求人の改善というものが必要だと思いました。