労災保険の基礎知識

rousai15健康保険や雇用保険などに比べて、あまり耳なじみはないかもしれませんが、労災保険もいわゆる広義の社会保険の一種で、正式名称を「労働者災害補償保険」といいます。労災保険は勤務中や通勤中に事故や災害等にあって、怪我をしたり体に障害が残ったり、死亡した場合に社会保障を行う公的な保険制度のっことをいいます。事故や災害等にあった被保険者自身の社会復帰や被験者が死亡した場合にはその遺族への援助も労災保険の範囲に含まれます。

労災保険は、原則として従業員を雇用している全ての事業者に適用されますので、たとえ一人でも従業員を雇用している事業所は、その事業を始めた日から強制的に労災保険の適用事業所となるため、正社員やパートタイマー、臨時雇いなどの雇用形態に関係なく、会社から賃金の支払いを受けている労働者は全て労災保険の適用を受けることになります。労災保険を受給するための条件が労働者であるため、会社の役員及びその家族従業員や業務請負人、一人親方などは特別加入手続きをしない限り、原則としては労災保険の適用を受けることはできません。つまり極端な話、一日だけアルバイトをした人がそこで事故や災害等にあって怪我をした場合には、その人は労災保険の給付を受けることができるいうことになります。

ちなみに、労災保険の保険料は従業員の賃金に一定割合を乗ずることで計算され、その保険料は全額事業主負担となりますので、従業員の給与から控除されることはありません。