急増するピッキングの被害

ピッキング一部のメーカーのカタログにはピッキングが不可能という書き方がされているものもあります。しかし実際は開かない鍵はないというのが業界の常識です。ピッキング道具の数の多さがその証明です。一部では複製不可能などとも言われている自動車用の鍵も複製はおろか専用の解錠キットまであるのです。ただしあらゆるピッキング機材をもって窃盗をするのは目立ち過ぎます。まず不可能といっても良いでしょう。またこれらの道具を完全に使いこなすのはプロの鍵屋でも困難です。おそらく執行の鍵屋でも全部を使いこなせる人間は少ないと思われます。したがって一般的にはディスクシリンダーのみがピッキング犯のターゲットになっていました。言い換えれば現時点ではディスクシリンダーでなければピッキングをされる危険性はほとんどないということです。

自動車などの車種狙いも理屈は同じです。東南アジアなどで一番売れる新型のランドクルーザーは新車納品の8%が盗難にあうという時期まであったように、徹底した絞り込みで窃盗を続けられており、セルシオなどの被害も同様です。もちろん解錠手段、エンジンスタートはピッキングです。