ユニフォームの色のポイント

ユニフォーム考案のポイントのひとつは、「まとまり」と「アクセント」の使い分けだろう。人間は、目に映るものをまとめてしまうクセがある。星座などはその代表的な例である。白鳥座、大熊座など色々な星座があるが、星たちは十字の形やひしゃくの形に並ぼうと結託しているわけではない。十字やひしゃくにつないでいるのは、人間の眼の方である。人間には近くにあるもの、性質の似たものをひとまとめにして見るクセがある。
色の場合もそうで、たとえばグラデーションだと、色の数は多くてもひとつのまとまりを形成するから、多色感はなくなる。統一性をもたせることによって、刺激としての強さを低減できる。その意味で、先に述べた「同一の調和」や「類似の調和」は有効である。内装の色、家具の色、ユニフォームの色も、何らかの統一性があれば、たとえ色数は多くてもすっきりする。
しかし、まとまっているばかりでは味気ない。そこに何らかの異質なもの、いわゆるアクセントが入らないと引き締まらない。状況によっては、ユニフォームの色にもアクセントとしての効果を持たせることができよう。