福祉の部屋 これまでの医療保険と介護保険はどう違う?

被保険者が異なる。医療保険は日本の全国民が対象ですが、介護保険は基本的には高齢で介護が必要になった人が対象です。また、被保険者も40~64歳の第2号被保険者と65歳以上の第1号被保険者に分かれています。それによって保険料も、介護サービスの受給条件にも違いがあります。医療保険では必要性は医師が判断する。介護保険では介護認定がある。医療保険の場合には保険証をもって病医院へいくと、検査をしようとか、薬が必要などということを医師が判断します。また、必要ならすぐに医療保険が対象年齢が限定されていること、サービスを受けるには介護認定が必要、などが異なる。介護保険ではその人に介護が必要かどうかを市町村の介護認定審査会が認定し、それによって介護保険サービスが利用できることになります。介護サービスには上限がある。
医療保険にも定額性は導入されていますが、薬や検査などの治療に上限はなく、その人に必要なだけの医療が受けられます。一方、介護保険では、どのくらいの介護が必要なのかの認定を受けると、その要介護レベルに応じて利用できるサービスの上限が決まってきます。介護保険は利用できるサービスの種類も決まっている。医療をサービスという点からみると、利用できないサービスというものはほとんどありません(保険が効くかどうかでは美容整形やメガネといった使えないものがありますが)。一方、介護保険では、施設サービスが3種類、自宅にいながら利用できる居宅サービスが12種類と、利用できるサービスが決められています。最後に同じ点を上げれば、実際に必要性が出たときに、その人が全額負担をするのではなく、必要がある人も今はない人も保険料を払い、必要が出たときに少ない負担でサービスを受けるというのは同じです。