白山比咩神社

謎の神・白山菊理媛を祀る修験道の聖地白山比咩神社。雪をいただいた自山連峰は、大自然の雄大な美しさをしみじみと感じさせてくれる。その主峰の白山(2702メートル)の山頂に奥宮が鎮座している。この奥宮をめざす「馬場」と呼ばれる3つの梵升凵が、石川・福井・岐阜にある。石川にある神社を総本宮とし、福井のを白山神社、岐阜のを白山中居神社と称する。総本宮の創祀は、遠く崇神天皇7年(3世紀前半)と伝えられ、当初の鎮座地は、北方約1キロの舟岡山の山頂であるといわれている。
養老元年(717)に越前の僧泰澄が白山に登頂し奥宮を開基。それ以後は、修験道の聖地として隆盛をきわめ、一時は衆徒3000人を数えたという。本宮境内は、約5万平方メートルだが、白山国立公剛の中心部を占める奥宮境内は、なんと約1700万平方メートルに逹するのである。また本宮にある樹齢500年から1000年という欅や杉の巨木にも、このあたりの自然の大きな恵みを感じとれる。本殿は、銅板葺き流造で、明和7年(1770)加賀藩主前川重教の寄進によるもの。また幣殿、拝殿、斎館、第一・第二参集殿、宝物館がある。